タイプ別理系診断~生物学的理系①~(受験対策)

2018.3.21
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生物学的理系クリップ

今まで理系に関して、数学的理系・物理学的理系・化学的理系と考えてきました。今回はそのラスト、生物学的理系です。ではいつも通り、生物学がどのような学問であるかについて考えながら整理していきましょう。

生物学というとどのようなイメージがあるでしょう。植物や動物についての研究、遺伝子研究、バイオテクノロジーなど様々な分野があり、物理学・化学同様、実験を伴います。しかし、生物学もまた、他とは性質が違います。ではそんな生物学の学問としての特徴は何か。それは大きく分けて2つです。1つ目は研究のメインが「観察」であること。2つ目は、生物学が「分類学」であるということです。

1つ目について、生物学では研究対象の「観察」を行います。考えてみれば当然かもしれません。だって生物学で扱っているものって「生物」なんですから。物理学のように物体を扱うわけでもなく、化学のように薬品を扱うわけでもありません。命あるものを扱うのです。それを他の学問の実験と同じように「たぶんこうなるはず!・・・あーダメか、、、次いこう次」という感覚でできるでしょうか。できるわけがありませんね。生物学には他の理系タイプにはない倫理観、つまり優しさがあります。だからこそ、失敗前提の「実験」ではなく「観察」がメインで行われるわけです。もちろん実験も行いますが、それには十分な理論と十分な裏付けを備え、石橋を叩いて叩いて叩きすぎるくらい慎重に行われます。生物学は理系の中で最も人間的と言えるかもしれませんね。

2つ目について、生物学とは様々なグループに分けていく「分類学」です。何のために「観察」するのか。それは「分類」するためです。先程も書いた通り、生物学では命あるものを扱います。そこには当然、その種特有の傾向やその種ごとの個体差といったものが生まれます。分類が間違っていたから実験が失敗しましたとか、個体差があったから失敗しましたなんてことは避けなければなりません。それらを「観察」することで正確なグループに「分類」し、その上で実験を行うのです。もちろん、実験をするためだけに分類するわけではありません。動物や植物の種ごとの傾向を知ることは、共存していくという意味でも大事なことです。個体差についてまでも観察し分類することは、例外という存在をなくす上でも大事なことです。今私たちの目の前で存在し、かつそれぞれがそれぞれとして生きているわけですから、それらを分類するということはとても意義があることなのです。

生物学は他の理系学問と比べると、他を思いやる心のようなものがありますね。そう考えると、理系女子が生物学科に集中するのも頷ける気がします。文系が感情的に、理系が理論的に物事をとらえると考えると、その中間ぐらいに生物学的理系は分類されるかもしれません。これらのことを踏まえて、次回は生物学的理系の性格を考えていきます。

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