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漢字の必要性(発達障害児の指導)(発達障害)

2020.6.5

漢字を学ぶ必要性は?

漢字を学ぶ必要性は?と問われると、それぞれの目的があれば、それを達成するために学ぶ必要性があるといえます。例えば中学受験、高校受験に合格したい、漢検〇級を取りたい、など目的はいろいろあるかと思います。そういった短期的目標に向けての必要性以上に、漢字は生きていくうえでとても大切な武器となる、という話をしたいと思います。

生きていくうえで人とのコミュニケーションは欠かせません。コミュニケーションとは「思ったこと、感じたこと相手に伝える」「相手の話していることを理解すること」が重要になります。つまり、「会話」です。ですので、上手に漢字を書けるようになる、難しい漢字や熟語が読める、といった読み書きも大切ですが、生きていくうえで必要な漢字という観点からみると、「いろんな言葉を知っていて言葉の意味や使い方がわかる」ということが最も大切なことになると思います。

言葉の意味がわかるようになるには、言葉の知識がないといけません。知識のなかには、接続語や指示後といった文法的なものもあれば、ことわざ慣用句故事成語のような知識的なものもありますが、今回は会話で最も使われるであろう「二字熟語」の知識の必要性を伝えたいと思います。

話す場面や聞く場面で、以下のような会話があるとします。(登場人物は漢字が苦手なまま42歳になったA君とそのほかの人物とのやりとりです。筆者が最近耳にしたリアルな会話です)

発達障害漢字が不得意なA君の会話

その他 「ねぇ、さっきのかいぎしつ、くうちょうやばくなかった?ごっかんだったよね。」
A君 「ごっか、、??」
その他 「で、そのホテルににれんぱくしてるんだけど」
A君 「二連覇?」
その他 「じゃっかん18歳で代表になれるってほんとすごいよね」
A君 「じゃっかん、、、はい」
その他 「それはしょうさんあるの?」
A君 「小3?」
その他 「さっきのことばをはんすうしてみたらわかるよ」
A君 「半数、、??」

おわかり頂けましたでしょうか。

A君は昔から読書も殆どせず、言葉(日本語)を知らないままで42年間生きてきました。そのせいで、相手が話している言葉を普通ならば頭の中で漢字に変換して意味を理解するわけですが、A君は漢字のレパートリーが少なすぎて変換ができず、意味もわからないまま聞き流してしまっているのです。つまり、二字熟語を知らないと会話が成立していないまま終了してしまう危険性があるのです。

さらにA君は漢字の読みにもそこまで興味がなかったようで、以下のようなエピソードもありました。

神奈川から都内に引っ越してきたA君。最寄り駅が千歳船橋駅(ちとせふなばしえき)。

その他 「へぇー。都内のどちらに今はお住まいなんですか?」
A君 「はい、ちさとふなばしです」
その他 「ちさとふな、、あの、そんな駅ありましたっけ?ちとせふなばしじゃないですか?」
A君 「ちとせ?あれ?ちさと、ちとせ、、どっちだったかなあ」
その他 「ちとせです。ちさとふなばしなんて存在しませんよ」

こちらは読みを勘違いしたまま恥ずかしい思いをしたケースです。相手の話を理解するために、言葉を漢字に変換することの重要性が少しは伝わりましたでしょうか。

自分から相手に伝えるときもA君は会話でもメールでも使い方のミスをしてしまいます。

会話 「今年最大の究極ですね」
メール 「昨日の試合、ほんとに以外な結果でしたね!」

会話としてまったく成立しないわけではないのですが、やはり漢字を学ぶ必要性をA君の例から感じてもらえればと思います。

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