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テスト用紙とこだわり(発達障害)

2020.9.8

プロ家庭教師のジャンプでは、LDやADHD、アスペルガー症候群など、様々な発達障害を持つ生徒さんの指導を行っています。発達障害を持つ生徒さんの多くは、程度の違いはありますが、勉強に関して何らかのこだわりを持っています。そのため、プロ家庭教師のジャンプでは、生徒さん一人一人の状況を把握した上で、そのこだわりを取り除けるよう指導に努めています。

今回はそのなかで「テスト用紙」の使い方みたいなことについてお話します。(昨日の尾崎先生コラム「試験直前」を読んで、今回は試験直前から試験開始につながるものを、とふと思い立ちました)

 

テスト勉強に向けていろんなプリントやワークを解いていきますよね。

まずこの『問題を解く』ことがどういうことなのか。こだわりが強い生徒さんだと、「間違いたくない」「バツは嫌つけられたくない」「できない問題は見たくない」というこだわりが出てしまいます。

ここをまずは、本番は何かについて話をします。

テスト問題が解けるようになることが今は本番であって、ワークやプリントはその予行演習にすぎないこと。

予行演習はテストで正解できるようにするために4つのステップを踏むようになっていること。

4つのステップとは

①全くできない問題だらけで手も足も出ない

②まとめノートの解説見ながらであれば再現できる

③なんとか自力で解けるようになるがたまにケアレスミスしてしまう

④自力ですらすら解けるようになる

 

こだわりが強い生徒さんは、②の段階でプリントワークに丸をつけて、二度と見ようとしません。

「まだ自分ですらすら何も見ないで解けるようになっていない状態は〜で例えると〇番の状態だ」と生徒さんの身近な例で示すと受け入れてもらえたりします。

そうですね、私が最近使ったものは、生徒さんが野球部だったので、

「野球で例えると、①テレビで野球を見てるだけで、何も自分は動いていない ②専門書を読みながら見よう見まねで素振りをしている ③バッティングセンターで練習している ④実戦形式で打席に立つ」みたいなことを話しました。何が言いたいかといいますと、レベルが全く追いついていないことを生徒さんに理解させたかったので無理やりでも本人に興味があるもので例えてみることが手っ取り早い、ということです。

 

すると③の「なんとか自力で解けるようになるがたまにケアレスミスしてしまう」状態までは成長を遂げてくれます。

 

次はこの

『③なんとか自力で解けるようになるがたまにケアレスミスしてしまう』

から

④自力ですらすら解けるようになる

までの最後の階段を上るために、どうするか、です。

 

その一つとして、ここでもこだわりが邪魔さえしなければ効果大、という話をします。

それは、いつもやってしまうケアレスミスや見直しの落とし穴など、自分の間違いリストを普段から作っておき、テスト本番にテスト用紙の端っこにそれらを書く、ということです。テストが始まったら、まずテスト用紙の端っこに書く。

たとえば私が最近使ったものは、

英語でどうしても文のはじめを大文字にすることを忘れたり、ピリオドを忘れたり、クエスチョンマークをつけ忘れる生徒さんがいました。そこで『大ピク』とまずテスト用紙の隅に書くことを伝えました。

しかし最初はこだわりが強かったため、「そんなの書いちゃダメです。」「書きたくない」と拒否をされました。それでもやはりケアレスミスしてしまうので、試しに練習テストとして大文字に書き換える問題やピリオド、クエスチョンマークを必要とする問題を中心としたテストを作成し、そのテスト用紙の端っこに書かせて、見直しをさせました。大ピクとは、大文字、ピリオド、クエスチョンマークの最初の文字を集めただけのものですが、その3つを見直しすればいい、と指示をしてやらせたところ、自分でミスに気づいてくれるようになりました。点数でいうと100点満点中30点分くらい、その『大ピク』のおかげで点が上がったこともあって、本人も効果てきめんであると理解してくれました。

 

他の生徒も出来る子は特に、みんなやってるよ、反則でもないし、テスト用紙の裏にいろいろ書いてる生徒もいるくらいだよ、とルール違反ではなく、テストのコツであることを何度と繰り返し言い聞かせていての成果でした。

 

テスト用紙に自分のミスの傾向を最初にメモする作戦、皆さんも是非やってみてください。

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