勉強のやり方のデモンストレーション(発達障害)

2020.6.29
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小テストとはクリップ

こんにちは。大学教育学部、推薦入試の面接対策にて国語教育がどうあるべきなのか高校生と語り合っています、深澤です。生徒さんに考えさせられ、勉強させてもらうことばかりです。

 

今日は、小テストについて書いていきたいと思います。

小テストというと、一般的には理解度の確認や力だめしという意味合いが強いと思います。

しかし家庭教師の場合は違ってきます。一対一の付き合いである家庭教師であれば、生徒さん宅に訪問して生徒さんの表情を見た瞬間、大体その一週間の宿題や自宅学習の取り組み具合がわかります。さらに発問に対する返答の仕方や、問題を解いているときの解き方を少しみれば、前回までの理解度は大体つかめてしまいます。そのため理解度の確認のための小テストの必要性は薄いですが、それでも指導において小テストは重要だと思います。それは点数の上がる勉強法を、気づかせるためです。(小テストの重要性については橋本先生のコラム「小テストの重要性」にも別角度からお話されていますので是非お読みください)

 

そもそも勉強とは、できなかったことをできるようにすることです。例えば単語の暗記練習であれば、知らなかった単語を覚えることです。大人からすると意外に思う親御さんも多いですが、それがわかっていない生徒さんが大半です。そこがわからないまま単語の練習をしても、ノートを埋めるだけの作業になってしまいます。効率のいい単語の暗記練習には、必ずしもノートを毎日1ページ埋める必要はありません。常に小テストをすることが重要です。
自分で小テストをすることで、まずは必死に思い出そうとします。短期的記憶を長期的記憶に残すためにも、「思い出そう」という思考を持って脳を動かすことが重要です。それでも出てこなかったら正解をみて書くなり唱えるなりすることになりますが、これがまる付けです。必死に思い出そうとしてそれでも出てこなかったときに、正解をみて直すことで初めて次はどう思い出すか、脳にある引き出しを上手に活用していく術を考えることができます。一つの単語の中でも、正解と見比べて、思い出せた部分と思い出せなかった部分を分けることができます。思い出せなかった部分だけ、覚え方や思い出し方を決めていきます。これが○付けをした後の、直しになります。

一通り終わったら、また改めて覚えられているか小テストをしなおしていくことになりますが、できるところを何度もやる必要はありません。
×だったところだけやり直していけばいいのです。
そうするとだんだんと○を増やしていけるので、できなかったことができるようになる感触がつかめ、それがモチベーションになります。これが「まる付け」と「直し」をする意味ですが、生徒さんがこれを分かっていない状態で○付けをしても、ただの答え写しになってしまいます。

 

ここで書いたような勉強のやり方、まる付けと直しの仕方は非常に当たり前な話ですが、これを生徒さんに教えるというのは非常に難しいです。言葉で言って伝わるものではないので、このやり方を一緒に取り組み、○が増えていく感覚を実感させることで気づいてもらうしかありません。普段の勉強の正しい取組み方、○付けやお直しの仕方を練習し、そこから点数を伸ばしていくデモンストレーションを生徒さんと一緒に行うために、小テストを行っています。

 

最初は暗記モノの小テストが、勉強のやり方をつかんでもらうには一番シンプルで適していると思います。勉強が苦手な生徒さんほど、初めて小テストの○付けと直しを一緒に繰り返し、全て○になったときはパーッと笑顔になります。勉強のやり方に少し気づいてくれた、最初の瞬間なのかと感じますね。

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