ビジョントレーニング②(指導方法)
2016.10.25ホーム > 指導方法 見る力

前回はビジョントレーニングという視覚の機能を向上させるトレーニングについてご紹介しました。今回はそれを実践した生徒さんのお話をしたいと思います。
小学校低学年のAちゃんは、読み書きや図形を描くことが苦手で、学校の授業では板書をすることができませんでした。Aちゃんのこうした状況の一因として、視覚機能(見る力)の未熟さがあると考えられました。この力を高めるために行ったことの一つに、ビジョントレーニングがありました。
ビジョントレーニングには様々な種類があり、生徒さんの興味や習熟度、向上させたい視覚機能に合わせて行うものを決めて、つまずいたり飽きたりせずに取り組めるようにアレンジを加えたりもしています。
Aちゃんと行ったトレーニングには、以下のものがあります。
・キョロキョロ運動(片手に持ったペンを動かしながら、一緒に眼を動かす。)
・線なぞり(線を目で追いながら指や線でなぞる。)
・テングラムパズル(組み合わせると正方形になる10ピースのパズルを使って、見本と同じ形を作る。)
・スティックパズル(組み合わせると正方形になる24ピースのパズルを使って、見本と同じ形を作る。)
・棒タッチ(動く棒の先に指でタッチをする。)
・折り紙チョキチョキ(折り紙を半分に折って先生が切り取り線を書く。そして〇や△などの形をはさみで切りだす。)etc…
次回はこれらのトレーニングのなかで、Aちゃんがつまずかずに楽しく続けられるように特に工夫をしたものや、Aちゃんの変化についてもお話したいと思います。もう少し続きます!
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