「理科はなんで勉強するの?」(自宅学習)

2016.9.1
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WHY理科クリップ

「実験は好きだけど、テストで点が取れない」このような生徒さんも多いのではないでしょうか。理系科目の1つである理科は、1回1回の授業は楽しいのに、勉強すべきことがわからないということもよく聞きます。では今回は、理科はなぜ勉強するかについて考えてみましょう。

 

理科は社会と並んで「暗記科目」と呼ばれることも多く、「暗記」に重点が置かれがちです。実際、暗記が得意な子であれば暗記してしまえば点数は取れるといことは事実です。しかし、それは本質ではありません。その本質を探るために「理科」という漢字に注目してみましょう。

 

「理科」とはつまり「理(ことわり)の科学」、もう少し噛み砕いて言えば「理由を科学する(研究する・分類する)」学問です。言い換えれば『なぜ?』を追求する学問とも言えます。理科のテストを思い出してみてください。「○○を××にしておくのは『なぜ』ですか」とか「『なぜ』このような結果になったのでしょうか」など、見覚えがありますよね。このような問題が、理科では最も重要な問題と言っても過言ではありません。しかし、それだけでは点数は取れませんよね。実際には「暗記」しなければならないことも数多くあります。実は、この「暗記」の面でも『なぜ』を追求していくと覚えやすくなっています。

 

一般的な暗記は「ヨコの暗記」と呼ばれています。社会などは「ヨコの暗記」の比率が高い学問と言えるかもしれません。それに対し、理科の暗記は「タテの暗記」の比率が高い学問です。(理科で「ヨコの暗記」をすることも可能ですが、そうすると確実に高校の理科系科目でパンクします)

例えば、社会であれば「聖徳太子と言えば、十七条の憲法の制定と、冠位十二階の制定と、遣隋使として小野妹子を派遣したことと、法隆寺の建立が有名だよね~。十七条憲法とは○○というやつで、冠位十二階とは××というやつで、遣隋使を派遣したのは△△だからで、法隆寺を建てたのは□□だからだよね~」といったように、「聖徳太子」という言葉からヨコに色んな言葉を広げていく暗記方法です。

それに対し理科は、「植物は光合成をします」→(なぜ?)→「でんぷんを作るためです」→(なぜ植物はでんぷんを作ることができるの?)→「植物は葉緑体を持つからです」→(どうやって作るの?)→「二酸化炭素と水を使い、日光を受けることで、でんぶんと酸素を作ります」→(なぜ二酸化炭素を使っていることがわかるの?)→「実験によってわかります。~(省略)~という実験です」→(なぜその実験で二酸化炭素を使ったとわかるの?)→「袋の中に石灰水を入れると、光合成を行わなかった袋では石灰水が白く濁るのに、光合成を行った袋では石灰水が変化しないからです」→(続く...)というように「光合成」という言葉からタテにどんどん掘り下げていく暗記方法です。

簡単に言えば、一つ一つの言葉のつながりが弱いのが社会、強いのが理科ですね。だからこそ、一つ一つの言葉を一つずつ覚えていくのではなく、『なぜ』というワードでつなげて覚えていく方が理科では効率的なのです。

 

さて、暗記の話が長くなりましたが、結局理科はなぜ勉強するのでしょうか。それは『原因追究能力』をつけるためです。具体的に言えば、「今回テストで7割しか取れなかった...なんでだろう?」というように、過去を振り返り、その原因を突きとめる能力です。これは以前書いた数学の『数学的思考力』と少し似ています。理科で身に付けた『原因追究能力』で過去を反省し、数学で身に付けた『数学的思考力』で理想の未来を手に入れるためのアプローチ方法を考えていけば、良い結果があなたを待っていることは間違いなしでしょう!

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