凝視
伝え方(自宅学習)
長年家庭教師をしていて気がついたことがたくさんあるのですが、今回はその一つを紹介したいと思います。
家庭教師だけでなく、他人に何かを支持する際には必ず「理由」をきちんと説明しなければなりません。家庭教師においては、特に宿題の指示出しの際に「理由」を伝えることが重要になります。しかし最近、宿題の指示出しについてはそれだけでは足りないことに気がつきました。
それは「理由の伝え方」です。ただ言葉を並べれば良いかというと、決してそうではありません。言葉の意味を理解させつつ、それを実行してもらうように生徒さん(相手)に理解させなければなりません。その際に大切なことは、「凝視」なのです。目を見て伝えるかどうかで、伝わり具合は相当違います。生徒さんは、大人が思っている以上に教師を観察しています。教師の表情を見て、「今は楽しく勉強する時間だ」「重要なポイントの解説をしている」などを判断しています。
要は生徒さん(相手に)聞く姿勢を持ってもらうために「凝視」するのです。言葉だけではこちらが伝わっていると思っていても、予想以上にそうではないのです。そこでジッと生徒さんの目を凝視すると、生徒さんは「さっきまでと何かかちがうな」と雰囲気の変化を感じ、引き締まった表情に変わります。その表情になってから伝えると、きちんとこちらの意図が伝わります。
注意したり叱る場合も同じです。生徒さんが「まずい、先生が怒ってる、、、」と思ってもらわなければ意味がありません。凝視するかしないかでその後の生徒さんの取り組みが変わります。
家庭教師は生徒さんと仲良くなればいいものではありません。コミュニケーションを間違えてしまえば、結果が出ないのです。メリハリをつけて関係性を築いていくことが大切ですね。
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