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親が話す言葉(発達障害)

2020.9.17

国語の読解力をアップさせたい。

 

これはジャンプに在籍している小中学生の大半が希望されていることです。特に中学受験を考えている方からは、国語の学力を伸ばすためになんとか読解問題を出来るようにしたいという要望が入ります。

 

読解力を上げるには、

□指示語や接続語

□要約

といったものも大切ですが、もっと大切な、言葉そのものの知識を知らない、備わっていない子供たちが多いような気がします。

 

例)

【問題文】

お母さんに叱られた。涙がこぼれた。

【問題】

「涙がこぼれたのは、なぜですか?」

 

コレに対し「お母さんに叱られたから」だけでは不十分です。

お母さんに叱られて、どういう心境になったから涙がこぼれたのか。

「お母さんに叱られて悲しくなったから」というような解答が望ましいのですが、それをこちらが引き出してあげるときに、

『お母さんに叱られたらどんな気分になる?』と聞くとします。

こちらは

『悲しい』『つらい』『さびしい』といった気持ちを表す言葉が生徒さんから出てくるのを待っているわけです。そして『お母さんに叱られて、悲しくて、涙がこぼれた。必ず涙がこぼれた直接の原因、そういう気持ちを表す言葉を入れようね」と話して、類題に入りたいわけですが、そもそもの『悲しい、つらい、さびしい』といった言葉が出てこない子供たちが一定数いるわけです。

ではどんな言葉が返ってくるか。

私:『お母さんに叱られたらどんな気分になる?』

生徒A:『嫌!』

生徒B:『泣きます』

生徒C:『叱られた気分になる』

など、、、いろんなパターンがきます。

こういうとき、基本的な言葉の知識がまだまだ備わっていないなぁと感じます。

悲しい気持ちを表す言葉

嬉しい気持ちを表す言葉

怒りを表す言葉

などをいろいろ普段から使ったり聞いたり目にしたりする経験を積んでいくことはとても大切なことだと思います。

 

また、気持ちを表す言葉にもレベルがあり、(やりきれない、後ろめたい、やり場のない怒り)みたいな少し難しいものも特に中学受験ではよく出てきます。

気持ちを表す言葉だけではなく、他にもいろいろ覚えてほしい言葉、理解してほしい言葉、使ってほしい言葉があります。

それらは授業の時間だけで教えておしまいにするのではなく、是非ご家庭での日常会話でお母さんが積極的に使ってもらえればと思います。

例えば、、

ひけらかす

もてなす

あわよくば

あいにく

ことさら

ねぎらう

たわいない

などなど。

お子さんが「お母さん、今の言葉、なんて意味?」と質問してくれるとシメシメです。

是非一緒に国語辞典で調べてあげてください。

親が話す言葉を耳で聞いて覚える、これに勝る言葉の吸収はありませんので、是非実践してみてください。

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