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適性検査?クリップマーク

中学受験の適性検査入試って何?(受験対策・発達障害)

一般入試と適正検査

先日、中学受験を目指している小学5年生(仮にA君とします)のご家庭から、「目指している中学に適性検査という入試があるけど、一般入試とその適性検査どちらも受けるべきか」という質問をいただきました。

そちらのご家庭は今まで習い事はスイミングとプログラミング教室とそろばんをやってきており、中学受験に向けての塾や家庭教師といった習い事は一切せずにきたため、適性検査というものがなにかよくわからない、ということでした。

その質問にこのように回答しました。
「A君が目指しているような私立中の入試は学力試験と呼び、それに対して適性検査というのは都立一貫校が実施する試験のことをいいます。学力試験と適性検査とは中身が全く異なる試験になります。その適性検査を行う都立中高一貫校の試験日はどこも2/3と決まっています。入学者を少しでも増やしたい中堅あたりの私立中が、都立一貫校を狙う優秀な生徒さんのために2/1や2/2に学力試験とは別に適性検査型入試も用意しているわけです。是非うちの試験を練習に使ってくださーい、そしてもし都立が不合格だった場合に是非うちへの入学もご一考くださーい、ということです。2/3の適性検査入試に挑む生徒さん側からしても、いきなり本番を迎えるよりも、似たような問題を2/1に本番への予行練習としてできるのであれば、という思惑もあり、都立一発本番ではなくそのような私立中が実施する適性検査型入試を受ける傾向があるのです。

もうすこし具体的な話をしますと、
白鷗・両国・小石川・九段中あたりの都立を受検する生徒さんなら、その近隣で適性検査型入試を実施している郁文館・安田学園・駒込・桜丘・上野学園あたりの適性検査型入試を「練習台」として受けます。つまり立地が近くて適性検査型入試をしている私立中のなかで選んでいるわけです。目黒区にある桜修館中を受ける生徒さんなら目黒日大・品川翔英・東京立正・女子だと最寄り駅が同じのトキワ松や隣駅の玉川聖学院や佼成学園女子などでしょうか。あとは1月に試験のある埼玉の浦和実業なども人気です。

つまり、私立中対策をしてきた生徒さんやこれから私立中を目指す生徒さんにとっては私立中が用意する適性検査型の試験は全く無縁なものとして考えるべき、ということになります。
試験傾向自体が全く異なるわけで、例えるならピアノ(私立中とします)をずっと練習してきた生徒が楽器(中学入試)という同じジャンルだからという理由でギター(都立一貫校とします)の試験をいきなり受けるようなものです。そもそも2/1は本命にする私立中を受けるべきですし、2/2も私立中を受けるようにするべきです。」

ここまでの話をA君とA君のお母さまにしたところ、とてもよく理解してくださりました。

確かに私立一本で勉強されている方にとっては適性検査がどのようなものかわかりづらい部分だと思いましたので、今回コラムにて紹介させていただくことにしました。
ご参考になれば幸いです。

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