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進路の為にクリップマーク

進路の決定(発達障害)

2020.6.6

私が今指導している中学一年生の生徒さんで進路に悩んでいる子がいました。お兄さんが楽しく高校へ行っている姿を見て、自分はどういう高校へ進んでそこでどういうことをしたいか、といった悩みを抱えており、私に打ち明けてくれました。

その子は小学校低学年のときに学習障害という診断を受けており、自分は高校へは行けないのではないか、行けたとしても学力的についていけないのではないか、という不安を持ちながら過ごしてきたことなど、いろいろ話をしてくれました。

その子の夢は、農業をすること。大学まで行く意欲や必要は無いが農家の仕事をしてみたい、という少しぼんやりとした内容でした。

「農業をしたいのなら、家から少し距離があるけど農業高校があるよ」

という話をしたら、農業高校はどういうことを勉強するのか、と興味を持ってくれました。一方で、高校は今よりもっと難しい勉強をするところなので卒業ができないのではないか、という不安から進学を半ば諦めている面もありました。

農業高校など専門的な学習をする高校では、普通の勉強も確かにあるけど専門的な学習もできること、お兄ちゃんが通っている高校に比べたらテストもそんなに難しくはないこと、君は頑張れば合格できるだけの理解力や粘り強さ、素直さなどたくさん武器があること、を伝えたところ、

じゃあ目指してみたい!、と言いました。

実際受験は二年後ですが、受験が近くなってどうする?と焦って本人が諦めてしまったり、周りがこうしよう、と決めていくよりも将来の夢のために頑張れるかもしれないから行ってみよう、と思えるように意識をさせてあげたいというのが目的で話をしました。

今までは「学習障害でも闇雲に勉強したら点数が取れる、点数とらないと高校へ行けないよ」、というような漠然とした話ばかりを周囲からされてきたのが、自分がやりたいことをやるために勉強するんだ、と思えたことで、学習障害だから皆より出来ないという劣等感が明らかになくなっていきました。

今後も様々な障害を抱えた生徒さんと出会うたびに、その子が自分で決められる目標を一緒に見つけてあげていきたい、進路について悩まないように話をしていきたい、そう思います。

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