中高一貫(発達障害)

2020.7.11
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吟味クリップ

現在私が主に指導を担当している静岡エリアには、多くの中高一貫校が存在します。学校数の増加に伴い、ジャンプでも中高一貫校を希望する生徒さんも増加傾向にあります。特に静岡に限られた話ではなく、むしろジャンプの生徒さんが多数在籍している東京、神奈川、埼玉、千葉においては2015年以降、中学受験を希望するご家庭が爆発的に増えていっています。

 

大学入試改革への不安や首都圏だと私立大学の定員厳格化など、将来への不安がいわゆる第三次中学受験ブームを起こし、今なお続いているわけですが、発達障害やその周辺に位置するような特性を抱える小学生にとっては、そういった世間の中受ブームとは少し異なる考えを持つ必要があるかと個人的に思っています。

少し異なる考えとは、『入学してから、授業についていけるかどうか』ということを、より深く、調べておく必要があるのではないか、ということです。

一般的には中高一貫校のメリットは「高校受験がない」と言われますし、実際に受験理由として多くの生徒さんが考えています。しかし私個人の見解では、高校受験よりも中高一貫校の勉強内容の方がより大変ではないか?と考えてしまいます。そう考える理由として、、、

①使用教材の難易度が高い。そもそも内容が難しいです。教材が違えば当然ですよね。これは生徒さんにとってはとても重要なポイントです。数学ですと体系数学といったような難関校向け問題集を採用していたり、英語では難関中学でよく使用されているニュートレジャーやプログレスといったテキストを、そこまでの偏差値ではないような私立中でも使っていたりします。これはいろいろな事情があるとは思いますが、そういった検定外教科書を使用しているくらい進学に力を入れていますアピールであったり、親の受け(イメージ)が良かったりすることなど、使う生徒たちのことは二の次で使われている実情も少なからずあるようです。また、それらは 公立中学の使用教材に比べ、単語量だけ見ても約1.5倍の場合があります。覚える量も1.5倍なんです。さらに文法の難易度も高いため、本文が長いのです。とても大変です。去年合格して私立中に入った私が今担当している中1の生徒さんも、他の先生が担当している同じ私立中1の生徒たちも、入学してから英語のテキストがそれら難しいレベルのものだと知って、実際とても苦労しています。

 

②進度が速い。特に理数系は二種類の授業を同時並行で行うことがほとんどです。単純に進みは公立中学の約2倍です。私立は面倒見が良いとはいっても、最近は中堅校でも「速く進めていく」ことを売りにする学校が増えてきており、ふつうの面倒見の良さだけではついていけない生徒が続出しています。

 

③年間のテスト回数が多い。現在公立中学では二学期制の場合、年間のテスト回数は4回〜5回だったりするかと思います。しかしほとんどの中高一貫校では年6回以上のテストがあるのではないでしょうか。中間テスト、期末テスト、実力テストなどたくさんのテストが課せられます。それ以外にも科目ごとに小テストがあったりと大忙しです。

 

これらの理由を聞いてみなさんはどう思われましたか?私は「中高一貫校はやめておきましょう」と言っているわけではありません。上記のような現実を知った上で、自分にあった学校を探して欲しいのです。このような環境でもまれることで、得られるものは多いのは事実ですので、やり甲斐を求めてチャレンジするのも大切です。

それぞれの学校にはそれぞれの特長があります。それらをきちんと理解し、実際に目で確かめ、現実の勉強も理解しても受験したいと思えるならば、頑張って受験にチャレンジしましょう。通う生徒さん自身の気持ちが一番大切なのです。

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