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字を書く練習(発達障害)

2021.1.23

勉強が苦手な子や、発達障害を持っている子の中には字を書く事を極端に嫌がり、普段から字を書かないことが習慣になっている場合があります。

白紙の連絡帳

私が担当している生徒のお母様からも以前
「うちの子、家でも学校でも全く字を書かないんです。学校の連絡帳もいつも白紙で…」
という相談を受けたことがあります。生徒本人になぜ書きたくないのか聞いてみると、
「だってめんどくさいんだもん。」
というなんともシンプルな答えが返ってきました。

パソコンやスマートフォンが普及した現代、字を書く事がめんどくさいと感じる気持ちはわからなくはありませんが、連絡帳が白紙では持ち物や時間割が分からなくなり、結局生徒自身が困ってしまいます。そこで、まずは連絡帳が書けるようにすることを目標に、字を書くトレーニングを一緒に始めました。

1.オリジナルのキャラクター図鑑

まず最初に始めたのは学校の勉強とは一切関係がない内容で字を書いていく練習です。その生徒はゲームがとても好きだったので、好きなゲームキャラクターを紙にたくさん貼りつけ、その下にキャラクターの名前を書いてオリジナルのキャラクター図鑑を一緒に作ることを提案してみました。最初はめんどくさがっていましたが勉強という意識がなかったおかげか、次第に楽しみながら名前を書き込んでくれるようになり、最終的には2回の授業でたくさんの図鑑を完成させることができました。なんだ、好きなものならスラスラ書いてくれるじゃないか。それに気がついた私はこの「キャラクター作戦」を用いて次のステップの文章を書く練習に取り組みました。

2.文章を写す練習

その生徒の場合今まで自分で文章を考えて書くという経験がなかったため、いきなり自力で書いてもらうのではなく、私が事前に文章を考えその文章を写す練習から始めました。(図参照)

らいおん

無題

「キャラクターの名前だけだと、どんなキャラクターかもわかんないしなんか図鑑が寂しいよね。先生今日は○○君のためにこのキャラクターのことたくさん調べてきたんだ!」

「あ、これって~ってことでしょ?え、コイツってそんなこともできるの?」

「そうだよ、実は~なんだよー!知らなかったよね!」といった会話をしながら「せっかくだからこの説明もこっちの紙に○○君が自分書いて図鑑を更にパワーアップさせてみようよ!」と文章を写すことを提案しました。

書く文字が多くなったため、最初は1回の授業で1,2枚しか写せませんでしたが、完成したプリントが増えてくるとだんだん生徒も楽しくなってきたのか
「もうないの?次はあのキャラクターもやりたい!これも持ってきて!」
と自らリクエストしてくれるようになり、多い時では1回の授業で5枚も写してくれることもありました。

文字を書くということはすべての勉強の基本となります。しかし、学校の授業ではどうしても勉強に関係したことを書くだけになってしましまい、発達障害を持っている生徒の場合、書く事自体が嫌になり、そうなると勉強もしなくなるという悪循環になってしまいます。

勉強とは離れた内容で字を書く習慣つけるこの指導がどのような効果があったか以下にまとめてお話します。

トレーニングの効果

最も大きな効果は、文章を写すことで字を書く事に抵抗がなくなり、ひらがな、カタカナ、そして漢字を自然に練習してくれるようになった点です。

発達障害を持っている生徒の場合、

拗音(ゃ、ゅ、ょ)や促音(っ)、撥音(ん)、長音(のばす音)

などがうまくかけない場合があります。私がこの方法を用いた生徒さんも「っ」を使うのがとても苦手で、練習する前は「トラック」が「トラク」となるなど「っ」をうまく入れることができませんでした。そこでマス目があるプリントを使って文を写してもらうことで、「っ」が一文字であることを意識してもらいました。練習を繰り返す内に、少しずつですが「っ」が入った言葉も間違わずに書けるようになりました。また、拗音の「ゃ、ゅ、ょ」や長音の「ー」が苦手な生徒さんも文章を写すことで少しずつ苦手を克服することができました。さらにマス目付きで写すことができるようになった生徒さんには、より難易度を上げて、マス目がない用紙に写す練習にも取り組みました。

無題

exa

また、お手本を見て手元の用紙に写す際にはお手本の文章を覚える、お手本と手元の用紙に交互に目線を移動させるということも必要となります。その作業を繰り返すことで、短期記憶の向上ビジョントレーニングという点でも効果もありました。

最初は字を書いてくれればと思って始めたこの方法も、生徒さんが楽しんで取り組んでくれることで私が想像していた以上の効果を得ることができました。これからも生徒さんが楽しく学べる方法を考えていきたいと思っています。

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