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文章題「チョット待てよ?」(発達障害)

2020.8.2

算数、あるいは数学の文章題が苦手といった場合、その根本的な克服方法やコツは、生徒さんの性格や得意不得意によっても異なりますので、万人に通ずるコレといったものがあるわけではありません。
特に発達障害や知能検査の数値にバラツキがあるような子供の場合、なかなか一筋縄ではいかないのが文章題です。

ただ、発達障害、知的障害、その他特性のあるなしなど関係なく、全ての小学生がやってしまいがちなことはあります。今回はそれをご紹介させていただきたいと思います。

それは、出した答えがおよそ常識とかけ離れた数値でも平気でいること。つまりここでの課題は、『常識とかけ離れた珍回答を「珍」と感じ取れるかどうか』です。

例えば「~(問題の説明)~ えんぴつ1本と消しゴム1つの値段は、それぞれ幾らでしょうか」という問題があったとします。よくある小学生の文章題ですね。

式を作り、計算したところ、えんぴつは1本で1200円、消しゴムは1つ0.5円となりました。
これを答えの欄に書いても良いでしょうか?もちろん、いけません。チョット待てよ?となってほしいのです。
「なんだか珍だぞ?」となってほしいのです。

鉛筆1本が1200円に違和感を感じてもらいたいのです。この記事を書きながらインターネットで検索してみたら、1本3万円の鉛筆がありましたが、普通のお店でそんな鉛筆は売っていません。

そして消しゴム0.5円もまず有り得ませんよね。
0.5円、、、現代の貨幣では買えませんね、、。
小学生にこの話をすると「1円玉を2つに割ればいいじゃん!俺天才でしょ!」などという解決策を提示してくれることがありますが、そもそもお金をわざと傷つけることは犯罪ですよ笑!(貨幣損傷等取締法(かへいそんしょうとうとりしまりほう)という法律があります)

こういった解答に辿り着いてしまった時は、計算を間違えているか、式を始めから間違えているはずです。考え直してみましょう。

「いや、そんな答え書くわけないでしょう」と思ったお母様も多いと思いますが、実際にこのような解答を私は今までに何度も見てきました。

時速300kmを超える自転車に長さ2メートルのトンネル、、、まぁでもここまではわからなくもないのですが、、、もっといくと

時速3000kmを超えるロープウェイ(恐怖!)
身長3300mのお母さん(ギネス!)
480歳のお父さん、、、(不老不死!)

定価120円のノートの仕入れ値が80000円なんて、もう赤字どころの騒ぎじゃありません。即日倒産です。

小学生にとって「常識」と言う言葉自体、少々曖昧なものではありますが、身の回りに有り得ない数字・数値になってしまった時は、
『ん??チョット待てよ?何かおかしくないか?」と、出た答えをいったん冷静に見つめてみてほしいのです。
そして一度落ち着いて問題と式を見直すクセをつけていきましょう。見直すとは、すなわち「検算」です。検算の大切さについてはまた別の機会で触れてみたいと思います。

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