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発達障害と指導(発達障害)

2020.7.2

このコラムの目次



指導1「生徒の特性を十分に理解する」


近年、発達障害の特性を理解してくれる塾や家庭教師もなく、小学校低学年のうちからジャンプに依頼してくるお客様が急増しています。そして状況を把握するための最初のご家庭との面談時で「うちの子はこだわりが強くて、興味がないことにはすぐ飽きてしまいます。勉強への集中力が持ちません」というお話をよく伺います。

  • こだわりが強い
  • 興味がなければすぐ飽きる
  • 勉強に集中できない

発達障害への理解がない、または知識はあるが指導経験が乏しい家庭教師の場合、これらの特性を別々の事象として捉えがちです。そうすると、特性に寄り添った授業ではなくなってしまいます。

例えば鉄道や車が大好きでそのことについては車名や駅名など、すごく詳しかったりする生徒を教える場合、指導中、疲れてくると生徒は勉強以外の自分の好きなことについて話し出したりします。こういうとき、特性に寄り添わず、【これは授業に集中させないといけない】と考える教師だと、集中していない生徒を叱ったり怒ったり注意します。

すると【生徒も余計に勉強を嫌がってしまう】→【嫌がっていることを更に叱ったり注意する】→【勉強を拒否するようになる】という悪循環に陥るわけです。(親が我が子を教える時の勉強バトルにありがちな光景ですね)

では、どうすれば良いのか。

我々は

  • こだわりが強い
  • 興味がなければすぐ飽きる
  • 勉強に集中できない

これらを別々のつながりの事象ではなく、つながりの事象として考えます。

勉強に集中できないのはなぜだろう
勉強に興味を持てていないからだろう
勉強に興味を持てないのはなぜだろう
こだわりが偏っていているからだろう
こだわりを持っていることと勉強を結びつければ興味を持てるようになるはずだ!

このような考え方こそ、生徒の特性を十分に理解するということです。

実はそこ(生徒のこだわり面)には、勉強につなげていく多くのヒントが隠されています。

我々の指導経験において、お子様の好きなもの(こだわりのあるもの)から毎回話を始めることにしています。好きな鉄道の話なら、それは何線で、どこの県を走るのか、日本地図を広げて一緒に県名を覚えたり、何駅に止まるのかを生徒に教えてもらったりします。本人にとって大好きな話題なので、表情も生き生きとしていて饒舌です。もっと話したい、もっと聞いて欲しい、となってくれます。そのタイミングを逃さず、こちらも「せっかくだからその名前の漢字を覚えよう!」ともっていくと、一生懸命、漢字練習をがんばってくれたりします。車が好きな子には図鑑を見て車種名がローマ字で書かれたりしているので、「ローマ字を読めるようになろう!」と提案すると、ローマ字の勉強をがんばってくれたりします。

こどものやりやすい方法で指導

このように、子供の興味があるものから自然と勉強に触れていくと、【勉強に疲れた】という事態がそもそも発生しないようになります。

指導後、そのやりとりを見てくれていたお母様から「ジャンプさんにお願いして良かったです。すごく楽しそうでした。これから勉強に前向きになってくれるんじゃないかと期待が持てました」とおっしゃっていただいたりします。

受け入れるとは、その子を信じること。そして同じ目線で向き合い理解してあげることだと確信しています。それを信じて今日もまた新しい生徒さんと会っていきたいと思います。

「先生!今日も算数がんばったら、また一緒に図鑑見ようね!」


指導2「視覚的に伝える」


発達障害を持つ子供の指導において私たちプロ家庭教師に求められるのは、認知(理解力)特性を理解した適切な配慮と工夫です。

特に学習においては、言葉を聞いて理解することに困難を生じる場面も決して少なくありません。WISC検査などであるように耳から理解(聴覚的認知)するほうが得意な人もいれば、目から理解(視覚的認知)するほうが得意な人もいるからです。

私たちは、そのことを理解し適切な指導ができるよう研鑽を重ねています。指導において、まず心掛けているのは、

言語=抽象表現であることを踏まえて指導をすることです。生徒さんにとっては言葉を言葉で伝えてしまうことで理解の妨げの原因となり、また理解することを遠ざけてしまう傾向があります。この場合、なるべく視覚的手がかりを使って指導することで言葉の理解を促していくよう働きかけています。

 

例えば中学1年生の一番初めに習う数学の単元「正負の数」では、ある問題集にこう書かれています。

例(-2)+(-3)の計算

「共通する符号をつけて、絶対値の和をもとめる」

 

共通する符号って何?

どこにつけるの?

和って何だったっけ?

そもそも絶対値って何?

こういった用語の意味があやうい状態の生徒に言葉で説明をしようとしてもなかなか理解は難しいと思います。ましてやそれを独学で進めさせたり、用語がわかっていること前提で指導してしまえば、たちまち混乱してしまうでしょう。

 

極端な話、言葉の説明がなくても理解させることができる方法があれば、それでよいと考えます。

視覚的に、

色(マーカー)を使った目で理解させる指導

と、色(マーカー)を使った目で理解させる指導がその一例です。生徒の理解を妨げる「言葉の説明」は極力省くことがポイントです。すると、

お手本を見ながら、まねをさせることで類題ができるようになっていくのです。「学ぶ」とは「まねぶ」→「真似る」からきているといいます。見本通りに真似をすれば一人でも問題が解けるようになるのです。

ほんの一例にすぎませんが、日々私たちはこのように「教え方の研究」を追求し、共有しています。

こういった、「発達障害の子供に効果的な学習指導をするにはどうすればいいか」を教師として取り組んでいけることこそ私たち正社員の強みと言えるのではないでしょうか。


指導3「母親との対話」


最初のご家庭との面談時に、「発達障害に関して生徒は知らないので生徒の前では触れないでほしい」との要望をよく聞きます。ですが、いざ指導がスタートすると、指導後の報告や相談などで、母親から生徒の特性について触れる場面が出てくることも否めません。いえ、本当は発達障害に関して、ご家庭としては身近に相談できる環境は決して多くはなく、いろいろと相談などもしていきたいというのが本当のお考えだったりします。

そのような場合、私は母親と交換日記を通じて日々の相談・出来事を交わすようにしています。今はTELやメールが当たり前の時代ですから交換日記自体、古いかもしれませんが家庭教師の指導が週1回の場合、残りの6日間は生徒とは会えないわけで、交換日記を交わすことで何かあった場合の出来事が時系列でよくわかりますし、もちろん急な連絡は取り合いますが、ちょっとした相談ごとでも母親としては気をつかって直接、連絡をするということも中々できないものだからです。

母の日々の相談や悩みを交わすことで負担も減らしていく。そのことができるのも社員として誇りに思いますし、これからも親御様に喜んでもらえるよう取り組んでいく決意です。

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