集中力のない生徒さんに取り組ませるコツ 2(発達障害)

2016.9.16
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集中させる!クリップ

先日、友達の作り方について小学生の生徒さんに熱く語ってもらいました、深澤です。大変勉強になりました。

 

さて、前回に引き続き集中力のない生徒さんに対するアプローチとして、重要だと思われるポイントを書いていきたいと思います。

まず前回の内容である1つ目のポイントですが、「やる内容と目標(ゴール)を具体的に明示する」と書きました。ここでの目標(ゴール)とは、目的とは違い、何をしたら終了とするかです。勉強をする意味や目的は中々言葉で伝えることは難しく、継続的な指導を通して気づかせるカタチを作っていくしかありません。しかし、授業の中でやる内容と、どこまでやったら終了とするかは、言葉で具体的に伝えやすく、それを伝えるだけで生徒さんの取り組みのしやすさは大きくかわってくるようです。

 

2つ目のポイントは、「細かな時間設定をする。」ことです。2時間や3時間という勉強時間の中で、15分や20分程度ずつ、時間を区切ってやることが大事です。1時間以上の時間単位では終わりが想像しづらいため、単純に頑張ることを諦めてしまうからです。例えば、2時間授業を行うとなると、小学生さんにとっては果てしなく長い時間に感じられるようです。実際僕自身、小学校の頃の夏休みに、2時間勉強をすることを親から宣告された時に絶望的な気持ちになったことを覚えています。2時間あったら映画を一本見終わってしまうよ・・という衝撃です。実際は大したことないのですが。その衝撃を受けた時点で、集中して2時間勉強することに対して、最初から諦めモードになってしまうことが、大人が思っている以上に多いのではないでしょうか。

 

ここまで読んでくださった方の中には、ガッカリされた方もいらっしゃるかもしれません。上記の2つのポイントは一般的によく言われていることなので、すでに実践されている親御さんもいらっしゃるだろうからです。しかし、3つ目に最も重要なポイントがあります。それは、1つ目と2つ目のポイントを組み合わせることです。

具体的には、「今から20分は漢字の練習の時間です。練習する漢字は◯と◯と◯です。ここに書いて、声に出して読んで、そのあとここに◯回書いて練習します。最後にこっちを隠して書いて、書けたら終了だよ。間違えたら、◯回練習しなおしだよ。」という感じで、時間の区切りとやる内容と終わりを全て具体的に明確にします。そして一番大事なポイントは、「20分はこの時間だから、10分で終わったら10分休憩、15分で終わったら5分休憩、20分以上かかったら休憩無し」というように設定してやることです。

集中力が無いという生徒さんは、その勉強をやっている意味や目的、または今やっている勉強が目的の達成につながるという自信や確信を感じられていないことがほとんどです。そうすると勉強をする目的が、何かを身につけることではなく、勉強を終わらせることになってしまいます。頑張って早くやってもダラダラやっても、同じ2時間なら頑張る意味が無いということを、無意識かもしれないですが、感じていることが多いようです。むしろ頑張って早く進めたら、その分たくさんやらされるくらいのイメージのようです。だからこそ、上記のような指示出しをすると取り組み方が変わります。やる内容と、ゴールと、頑張った場合のメリットがハッキリとわかるからです。

 

もちろんコレだけでは、勉強を終わらせることが目的になっている状態に変わりはありません。最終的には、勉強が分かる楽しさや、意味や目的に気づかせていかなくてはなりません。ただしそれも勉強に取り組まないことには始まりません。まずは生徒さんが取り組みやすい形を模索していくことが重要だと思います。

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