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家庭教師だけで中学受験の対応は可能でしょうか(小4:ADHDグレーゾーン)(Q&A)

2022.11.21

ジャンプには発達障害の生徒さんの保護者から様々な質問や相談が寄せられます。
そうしたご質問の一部をご紹介いたします。

お子さん:小学校4年(普通級)

登場人物A

現在小学4年生の息子を持つ母親です。公立の小学校の普通級に在籍しています。本人の強い希望で地元の公立中ではなく私立中への進学を目指しています。中学受験に向けて家庭教師だけで対応は可能でしょうか。(特性として診断はついていませんが不注意、こだわりが強い、といった面があります。)

登場人物B

ジャンプに在籍している小学生は、殆どの生徒さんが塾との併用ではなく家庭教師一本で中学受験の勉強をしています。背景としては低学年から大手進学塾に通わせたが授業についていけない、集団が合わない、といった理由で退塾されたり、個別塾に通わせたがアルバイトの大学生で経験や知識、特性への理解が乏しく成果が出なかった、教師が固定ではなくランダムに代わる、といった理由で退塾され、ジャンプに入会された、ということがあります。そのような経緯からそもそも塾には通いたくないという生徒さんが多いため、塾との併用は難しいわけです。では果たして家庭教師一本で中学受験対策が可能なのか、という話になりますが、それは可能です。

理由は以下の2つになります。

登場人物B

①発達障害やその周辺に位置する子供やワーキングメモリの数値が低い傾向にあるような子供にとって、学力が伸びる秘訣は「インプットとアウトプットを非常に短い間隔で繰り返すこと」となります。しかし、塾の学習スタイルは基本的に講師による解説がメイン(=インプット)であって、生徒さんが自分の力で解き切ることができるようになる(=アウトプット)までは到達できないことが事実としてあります。集団で切磋琢磨できて自宅でアウトプットを繰り返すことが出来る子供にとって塾はとても良い環境なのですが、特性を持つ子供にとって、インプット主体の学習というのは情報だけが多くて次々に右から左へと入っては出ていき、結果何も身についていないという事態に陥る可能性が非常に高くなります。一方、ジャンプの指導法はそういった特性に配慮した「アウトプット重視」の授業になるため、生徒さんが毎回達成感を得て自信を持てるようになります。「自力で解けた」という学習面での自信は情緒の安定にもつながり、情緒の安定は日常生活にも様々な面で良い効果を生み出します。

登場人物B

②ジャンプに在籍している生徒さん達が志望している私立中は首都圏模試偏差値でいうと40~60あたりの学校がとても多いのですが、大手塾のテキストは予習シリーズであれ新演習であれ、御三家レベル合格までもカバーした難易度になっており、必然的に自分が志望する中学の入試問題よりはるかに難しい発展問題も授業では扱われることになります。そういった塾のテキストにある最難関の受験を意識した問題は、偏差値60以上を狙う一部の子供たちを除いて、解けるようにならなくてもいい問題といえるわけで、それを塾で習っている時間自体が非常に無駄になってしまいます。
また、偏差値40~60あたりの学校は「毎年のように出題される頻出単元」と「数年間ほぼ出題されていない単元」が顕著に分かれます。塾だとまんべんなく様々な単元を教えていくことが塾のカリキュラムとして確立されていますので、志望している中学に殆ど出ない単元を習わなければならないという無駄も発生してしまいます。ジャンプはそれら2つの無駄を省き、志望中学の入試レベル、入試傾向に特化した学習カリキュラムを生徒さん一人ひとりの学力や特性に合わせて作っていくため、塾よりも効率よく受験勉強を進めていくことが可能となるわけです。

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