入試問題分析(受験対策)

2016.11.7
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敵を知るクリップ

②志望校の入試問題分析
K君の志望校は日大系列の某有名中学。偏差値でいうと40〜42あたりに位置しています。残り約7か月で得点力を上げるためにどのようなプランを立てるかが非常に重要となります。K君の模試の判定は5年生冬の段階ではB判定でしたが、6年の夏前でD判定に下がっていました。お母さんは「こういう文章題が、本当にうちの子苦手なんです。出来るようになりますか?」と模試の算数の問題を見せてくれました。ご紹介します。
「A君1人ですると35日かかる仕事を、B君1人ですると25日かかります。この仕事を、A君から始めてA君とB君が一日ずつ交代でやることにしました。仕事が終わるのは、仕事を始めてから何日目ですか」
いわゆる「仕事算」の「発展問題」です。私は塾で使っていたテキストの該当分野のK君ノートを見せてもらいました。そこには仕事算の例題を少し解いた跡がありましたが、赤でみっちりと正解を写して書いて終了していました。宿題では基本問題を飛ばして応用問題が出されていたようですがそこは当然空白になっています。
ここで二つのことを母に話しました。一つは、基礎の理解が定着出来ていない段階でこのような応用問題を正解することは困難であること。もう一つは、そもそも目指している中学の入試問題に、このような仕事算の発展問題が出題されたことなど一度もない、ということ。つまり、解けるようになる必要がない、ということです。百聞は一見にしかず、同じ仕事算で過去問がどのようなレベルの問題になっているのかを過去問を見せながら紹介しました。
「ある仕事を完成させるのに、A君は20日間、B君は30日間、C君は36日間かかります。3人がいっしょに仕事をしたら、何日間かかるでしょう」
こちらは仕事算の「基本問題」です。さきほどのK君ノートにあった塾テキストの例題レベルです。この仕事算の基本レベルが、志望校の問題には二年に1回ペースで出題されています。すなわち50%の確率で出題されるわけですから、確実に解けるようにしておかなくてはならない種類の問題といえます。例題レベルの問題を出来ないまま放置し、出る可能性の極めて低い「発展問題」を模試で正解出来なくて悩んでいること自体ナンセンスなんだ、という私の訴えを母も受け入れてくれました。志望校合格に向けたカリキュラムを作成するうえで、①の「学力チェック」と合わせて、このような②の「入試問題分析」も欠かせないことがおわかりいただけたでしょうか。どの単元からどのくらいの頻度で出題されているか、その難易度はどの程度か、という入試傾向を把握することで、これから入試までどういう問題を練習していけばいいのかが見えてくるわけです。

(次回に続く)


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