発達障害と指導②(視覚的に伝える)(発達障害)

2020.6.13
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理解するクリップ

発達障害を持つ子供の指導において私たちが常に求められるのは、認知(理解力)特性を理解した適切な配慮と工夫です。特に学習においては、言葉を聞いて理解することに困難を生じる場面も決して少なくありません。WISC検査などであるように耳から理解(聴覚的認知)するほうが得意な人もいれば、目から理解(視覚的認知)するほうが得意な人もいるからです。

私たちは、そのことを理解し適切な指導ができるよう研鑽を重ねています。指導において、まず心掛けているのは、

言語=抽象表現であることを踏まえて指導をすることです。生徒さんにとっては言葉を言葉で伝えてしまうことで理解の妨げの原因となり、また理解することを遠ざけてしまう傾向があります。この場合、なるべく視覚的手がかりを使って指導することで言葉の理解を促していくよう働きかけています。

 

例えば中学1年生の一番初めに習う数学の単元「正負の数」では、ある問題集にこう書かれています。

例(-2)+(-3)の計算

「共通する符号をつけて、絶対値の和をもとめる」

 

共通する符号って何?

どこにつけるの?

和って何だったっけ?

そもそも絶対値って何?

こういった用語の意味があやうい状態の生徒に言葉で説明をしようとしてもなかなか理解は難しいと思います。ましてやそれを独学で進めさせたり、用語がわかっていること前提で指導してしまえば、たちまち混乱してしまうでしょう。

 

極端な話、言葉の説明がなくても理解させることができる方法があれば、それでよいと考えます。

視覚的に、

)+()=○+△

)+()=2+3)=

と、色(マーカー)を使った目で理解させる指導がその一例です。生徒の理解を妨げる「言葉の説明」は極力省くことがポイントです。すると、

お手本を見ながら、まねをさせることで類題ができるようになっていくのです。「学ぶ」とは「まねぶ」→「真似る」からきているといいます。見本通りに真似をすれば一人でも問題が解けるようになるのです。

ほんの一例にすぎませんが、日々私たちはこのように「教え方の研究」を追求し、共有しています。

こういった、「発達障害の子供に効果的な学習指導をするにはどうすればいいか」を教師として取り組んでいけることこそ私たち正社員の強みと言えるのではないでしょうか。

 

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