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なんで国語を勉強するの?(自宅学習)

2016.8.17

「私たちは日本人で日本語を話すことができているのに、なんでわざわざ国語を勉強しなきゃいけないの?」このような質問をされることも意外と多いでです。

 

生徒さんが勘違いしやすいことの1つに、国語を『日本語』を勉強する場と捉えてしまっていることが挙げられます。もちろん、国語には日本語学習としての側面も存在します。例えば、ひらがな、カタカナ、漢字などの文字理解、主語・述語、助詞などの文法理解は、日本語学習にあたります。しかし、国語の授業の中でこれをメインに勉強することはあまりないですよね。国語の授業で多くの時間を占めているものは『文章読解』と『グループ学習(話し合い)』です。この2つこそが国語を勉強する最大の意味なのです。

 

まず『文章読解』について考えてみましょう。文章読解で問われている力は『相手の意見(気持ち)を読み取る』ことです。文章には主に説明文(論説文)と物語文(小説)の2種類があります。説明系の文章の中では『意見』を読み取り、物語系の文章の中では『気持ち』を読み取っていきます。今の言葉で言えば『空気を読む』という言葉に近いかもしれません。相手の言葉(雰囲気)から考えや気持ちを読み取って、相手の望む発言・行動をする…これも国語の勉強の中で身に着けることができる力の1つです。

 

次に『グループ学習(話し合い)』について考えます。こちらは、先ほどの反対で『自分の意見を伝える』力を鍛えています。自分の意見が採用されると嬉しいですよね。では、どうすれば自分の意見が相手に伝わるのでしょう?それは、自分の意見に『説得力』を持たせることです。例えば「頭がいい人は勉強時間が少ない」と言っている人がいたら、「うそだー」と思いますよね。でも、この人が「だって、頭がいいってことは覚えるのも早いし、何がテストに出やすいかとか、何を覚えていた方がいいのかとかも分かるってことでしょ?ってことはそこだけ勉強すればいいんだから、勉強時間も少なくなるじゃん。だから、頭がいい人は勉強時間が少ないんじゃないかなぁ」と言ったら、「そうかも…」と思うのではないでしょうか。これが『説得力』です。簡単に言えば、自分がなんでそう思ったかという『理由』を詳しく説明すればいいのです。そうすれば、一見間違っていそうな意見でも相手にちゃんと伝わるのです。グループ学習の中では、このように自分の意見を伝える力を鍛えています。

 

こうして考えると、全科目の中で国語が最も生活の中で役立つ勉強ではないでしょうか。しかし、何も考えずに国語の授業を受けていたら、このような力は身に付きません。意識をすれば勉強変わります。普段の国語の授業の中でも、意識をしてみましょう!読解の時には、筆者や主人公の発している『空気を読む』、グループ学習の時には、みんなを『説得』する、いつもよりも楽しい国語の授業が待っていますよ!

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