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立ち歩きへの対応方法②(発達障害)

2017.3.23

前回立ち歩きをしてしまう生徒さんにカウントダウンを用いることをお話しました。しかし、この方法がうまくいかなかった場合もありました。その一つが苦手としていることに取り組んでいるときです。

授業でカウントダウンを用いたS君は手先が少し不器用で、プリントを一枚ずつかぞえる、クリアファイルに入れたプリントを取り出すなどの作業が苦手でした。日常生活でも靴下をはく、服のボタンやチャックを閉めるといった作業は苦手でとても時間がかかり、途中で違うことを始めてしまうという話をお母様から聞いていました。

あるとき、授業中暑かったのかS君が休憩中に靴下を脱いで、「暑いから授業終わったら履くね!」と言ってきました。授業が終わり、「じゃあ終わったから片付けして靴下履こうか!」と声をかけるとやはりなかなか履くことができず、途中でおもちゃを手に取り始めてしまいました。そこで立ち歩きのときと同じようにカウントダウンをすればきっと急いで履いてくれるだろうと思い、「じゃああと20秒で先生先に行っちゃうよ!早く!」と秒数には少し余裕を持たせて声をかけました。しかし、S君は立ち歩きの時とは違い、「まってよ。あーもうできない!無理!やだ!」とイライラしてしまい、結局靴下を履かずに投げてしまいました。苦手としていることの場合、秒数に余裕があったとしてもカウントされると余計なプレッシャーがかかり、焦りが生まれていまくいかないという悪循環でした。

「あと○秒」というようなカウントダウンの声掛けは立ち歩きの際には有効でしたが、使う場面を気をつけなければならないと学ばせてもらいました。

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