集中を妨げるもの

2017.2.7 | 発達障害 ねりけしプロ家庭教師

以前担当していた小学生の生徒さんのお母様から「うちの子消しかすを集めるのがクセなんです。やらせておいて大丈夫ですか?」と相談を受けました。話を聞くとその生徒さんは家でも学校でも消しゴムから出た消しかすを使って「ねりけし」を作っていたようでした。

「ねりけし」という響き。懐かしいですね。私も小学生の頃に一生懸命けしかすを集めて作った記憶があります。男の子であれば必ず1度はやったことがあるかと思います(女の子はあまり興味がないのでしょうか?)。実際にこれまで私が指導を担当してきた小学生の男の子は、ほぼ全員1度はねりけし作りにはまっていた時期があったようです。中には巨大ねりけしを作り、それをお母様に捨てられ大泣きした生徒さんもいたくらいです(笑)

そんな笑い話はさておき、実は発達障害をもつ生徒さんの場合、このねりけし作りには少し注意が必要です。発達障害をもつ生徒さんは優先順位を考えるのが苦手なことがあり、一度ねりけしに興味が向いてしまうと学校の授業中に先生の話を聞いていない、ノートを書かないなど勉強に弊害が出てしまうことがあります。この相談を受けた生徒さんも私の授業中、算数の問題を解いている途中でけしかすに興味が向いてしまい、計算の途中にも関わらずねりけし作りに集中してしまうことがありました。

ねりけしを作ること自体は悪いことではありません。今回の生徒さんの場合は優先順位をつけられないことが問題でした。もしねりけしを作ることを禁止してしまうと、生徒は好きなことを禁止され勉強に対する意欲を失う可能性があります。そこで、ねりけしを作ること自体は否定せず、優先順位を身に付けてもらう指導を行いました。その指導内容は次回お話しします。

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