字を書く練習③(発達障害)

2017.1.24
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写す効果クリップ

前回は勉強とは関係ない内容で文章を写して字を書く練習をする方法を紹介しました。今回はその指導でどのような効果があったかまとめをお話します。

最も大きな効果は、文章を写すことで字を書く事に抵抗がなくなり、ひらがな、カタカナ、そして漢字を自然に練習してくれるようになった点です。発達障害を持っている生徒の場合、拗音(ゃ、ゅ、ょ)や促音(っ)、撥音(ん)、長音(のばす音)などがうまくかけない場合があります。私がこの方法を用いた生徒さんも「っ」を使うのがとても苦手で、練習する前は「トラック」が「トラク」となるなど「っ」をうまく入れることができませんでした。そこでマス目があるプリントを使って文を写してもらうことで、「っ」が一文字であることを意識してもらいました。練習を繰り返す内に、少しずつですが「っ」が入った言葉も間違わずに書けるようになりました。また、拗音の「ゃ、ゅ、ょ」や長音の「ー」が苦手な生徒さんも文章を写すことで少しずつ苦手を克服することができました。さらにマス目付きで写すことができるようになった生徒さんには、より難易度を上げて、マス目がない用紙に写す練習にも取り組みました。

無題exa

また、お手本を見て手元の用紙に写す際にはお手本の文章を覚える、お手本と手元の用紙に交互に目線を移動させるということも必要となります。その作業を繰り返すことで、短期記憶の向上、ビジョントレーニングという点でも効果もありました。

最初は字を書いてくれればと思って始めたこの方法も、生徒さんが楽しんで取り組んでくれることで私が想像していた以上の効果を得ることができました。これからも生徒さんが楽しく学べる方法を考えていきたいと思っています。

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